岡山/倉敷で住宅・建築の設計・監理をしている-建築家 宇川民夫 建築設計事務所です。 宇川建築計画事務所の「住宅のリフォーム・リノベーション」と「木造住宅の耐震診断と補強計画」「木の家」「古民家再生」 などのホームページです。
私たちは地域の木や自然素材を生かた木の家、耐震性・省エネ性の高い、こだわりのデザインの住宅のリフォーム・リノベーションの設計をしています。最近は古民家再生の設計監理や耐震診断・耐震補強設計、断熱性能向上も多く設計しています。
一般住宅の耐震診断、耐震補強の設計とともに、木造文化財建物の耐震改修による保全や古民家再生の設計や空きビルの再生を行いました。
令和3年8月には、西日本豪雨以上の豪雨・大雨が九州を中心に各地で水害被害がありました。
また 権威の研究者からは 「2030年後 南海トラフ巨大地震が起こる」と警告されています。 これからの住宅には「水害や地震に強い家づくり」が欠かせません。
最近は住宅を求める方から、「中古住宅を購入し、耐震補強をしてリフォーム・リノベーションしたい」との住宅相談があり、設計を依頼される方も多くなりました。お気軽に相談ください。
住宅のリフォーム・リノベーションでは、単なる設備の入れ替えや補修、内装の模様替えにとどまらず、建物の耐震性と省エネ性の機能アップも大切です。 私たちは、ご家族が抱える住まいに関するご希望や、こだわりをお聞きして、快適で末永く安心して暮らせる住宅のリフォーム、お住まいをデザインの良いリフォームを実現しています。
リフォームにあわせて、在来木造住宅の耐震診断・補強設計と耐震工事の監理も数多く取り組んでいます。
住まいは「安全があってデザイン」 を心がけています。
平成19年3月25日9時41分、能登半島沖の深さ11kmでマグニチュード6.9の地震が発生し、石川県七尾市、輪島市、穴水町で震度6強を観測した。気象庁は、この地震について、「平成19年(2007年)能登半島地震」と命名した。
この地震により、死者1名、負傷者336名、住家全壊609棟、住家半壊1,368棟、住家一部破損12,326棟の被害が発生した。
能登半島地震では約4万3000の家屋に被害が出ました。こうしたなか、今住んでいる家の地震対策に関心が高まっています。
1981年、震度5強の地震を想定した古い耐震基準に変わり、震度6強から7程度の地震でも倒壊しないことを基準に法律が改正されました。 全国では、この新耐震基準に適用した住居が9割近くに上りますが、家屋の倒壊が多かった輪島市や珠洲市は平均を大きく下回り、5割前後でした。1981年以降に建てられた新耐震基準の建物でも、損壊があったといいます。 「耐震基準は1995年の阪神淡路大震災を契機に2000年に改定された。2000年以降に建築された比較的新しい家屋とそれ以前の家屋では、同じ揺れでも被害の違いが出ます。
東京都 新耐震基準のうち平成12年(2000年)以前の建築物への注意喚起
東京都では1981年(昭和56年)から2000年(平成13年)に建てられた木造住宅の耐震化をすすめます。
岡山の中区役所近くの3階建てビルを改修しました。このビルは1・2階は空き室になり外壁の劣化も進み、建替えか改修が検討されていました。検討の結果「収支が難しい建替え」でなく「今ある建物を活かして改修して、ビルの活性化」を目指しました。
1階にはフランス田舎風レストランーAuberge829 オーベルジュ ヤニクを2023年6月13日に オープンしました。
レストランのオーナーは日本在住のフランス人シェフで、ピザ、パスタとフランス田舎料理のレストランです。
暮らしやすい住宅にデザインを一新したい、定年を機に末永く暮らせる住宅にしたい、住宅ローンが終わったので水廻りを直したい、ご両親の残してくれた住宅を生かしたい、気に入った中古住宅を購入して末永く暮らせる住宅にリフォームしたい、地震が来ると怖いので耐震補強したい、雨漏りを直したい、冬が寒いので何とかしたい・・・・などなど住宅をリフォームするご希望はさまざまです。
お住まいの住宅を耐震性や断熱性を高め、暮らしやすく健康的で、お住まいの住宅の良さを生かして飽きのこないデザインに住宅リフォームすれば、新築以上の住宅によみがえります。
建築家が住宅リフォームの設計・監理をすることで、自慢の住宅になりました、住宅リフォームギャラリーをご覧ください。
岡山県の私の建築設計事務所が隣の広島県福山市にてリフォーム設計した、住宅の増築・リフォームです。
施主様は、かねてから築30年の今お住まいの住宅を新築建て替えか?一部増築してリフォームするか?検討されていました。
お住まいの住宅は耐震強度に不安があり、冬は室内でも寒く断熱性能に不満などなど
長年悩まれた結果、これからも住み続けられるよう、お子さんに安心して引き継げるよう、住み慣れた住宅を全面的にリフォームする決意をされ実現しました。
クリニックの3階にお住まいの住宅部分を、娘さんの気にっているインテリアにリフォームしました。
今回のリフォーム工事はクリニックの3階の住宅部分を、施主様の娘さんのご希望でカントリー風のインテリアに全面リフォームしました。
希望する室内インテリアを雑誌で探されて、写真の切抜きを何枚もファイリングされ、リフォームの完成イメージを膨らませていました。 ご希望の写真の雰囲気を出来る限り実現できるように検討しながら、使う材料や塗装の色などを選定し、このカントリーインテリアの住まいが完成しました。
日本の暮らしの知恵や風景を演出した古民家が滅びゆくことは残念です。こうした古民家の耐震性や断熱性を現代のニーズに合わせてリファインし、現代の暮らしにマッチしたリフォーム再生することは大切です。
貴重な日本の原風景になる「住宅の文化」を継承するため 古民家の再生 を目指します。
矢掛町ビジターセンターの改修
宿場町矢掛は重要伝統的建造物群保存地区に選定され、江戸時代の面影を感じられるようになっています。
矢掛町ビジターセンター問屋は、旧山陽道矢掛宿のメイン通りに建つ古民家を再生した観光案内施設です。
外観はそのままで耐震調査を行い、耐震補強工事と合わせて改修しました。
設計仲間とともに調査、計画、設計をしました
住宅の古民家の再生も数多く設計
約20年前に1階はリフォームしました。その時建築基準法に準じて1階は耐震補強工事をしましたが,2階は耐震補強してなかったので、改めて耐震診断をして地震に備えて耐震補強を計画しました。
この建物の状態を調査して、岡山県木造住宅耐震マニュアルで診断すると 2階を耐震補していないので、強点0.27 と低い数字になりました。この数字では、大きな地震では「倒壊する可能性が高い」と判定されました。
耐震補強をすると 評点1.21 になり 「一応倒壊しない」 レベルになります。
建物内部に地震に抵抗する耐力壁を設け、柱と梁桁部の接合部に金物を取付けると地震に対して安全になります。
古民家や住宅を改修するときは、かならず「岡山県木造住宅耐震マニュアル」に従い耐震診断と補強計画をし、耐震設計をして工事をしましょう。
1997年の着任以来、24年にわたって行ってきた地球科学の研究と教育を振り返り、未来へのメッセージを伝えたい。
10年前の2011年東日本大震災によって日本列島は「大地変動の時代」に入ってしまった。今後の地震・噴火・温暖化を予測し、賢く明るく楽しく生き延びる知恵を最終講義されました。
鎌田教授による 日本でおきる地震の発生確率と規模
2021年 12年前 東日本大震災がおき、その後日本は地震と火山の噴火が頻発する「太地変動の時代」に突入した。 中でも2030年以後に起きる「南海トラフ巨大地震」が近近の課題である。震度7の大きな揺れと巨大津波が襲ってくる。
以上出典 京都大学
詳しくはこのホームページの 水害と地震に強い家づくり
耐震診断と耐震補強 のページをご覧ください
平成30年文部省地震調査委員会では、今後30年間で、最大M9クラスの「南海トラフ地震」が発生する確率は70~80%と発表。地球温暖化により異常気象による、集中豪雨や巨大台風の急襲など、今まで以上に「災害に強い 家づくり」が望まれます。新しくページを設けました。
私はかねてから、これからの住宅には 「地球温暖化による水害被害」と「巨大な東南海地震よる被害」への対応する住宅 そして政府の提唱する「2050年にむけてカーボンニュートラルへの対応」がこれからの住宅には必要であると、提唱しています。
こうした提唱に日経アーキテクチュアから評価をされ、2月末に完成した「プロバンス風の住宅」の取材を5月に受け、6月の住宅特集に 豪雨水害に備える 3 記事として取組みが記事として掲載されました。
平成25年から「岡山県木造住宅耐震診断マニュアル」による、行い木造住宅の耐震診断・耐震補強計画を行っています。令和5年度は木造文化財、一般住宅の 耐震診断6件・補強計画6件を行い耐震補強工事しました。
木造文化財ー岡山市足守木下家長屋門 耐震補強工事完成
岡山市陣屋町足守は江戸時代からの面影を今に伝えます。
足守小学校に残る木下家屋敷表門は、江戸時代から明治、昭和と度々移転をしながら現在に至り、岡山市文化財に指定されています。門は老朽化が進み大きな地震の際は倒壊の危険があるため、補強と保全が求められています。そこで耐震調査を行い耐震補強工事と合わせて改修しました。建物内部に耐震性のある架構を組んでます。
設計仲間と 建物調査・補強計画・改修設計しました。
住宅の耐震補強工事
最近は住宅取得として、中古住宅を購入してリフォームされる方の設計依頼が多くなりました。
メリット
・現在では新築では工事費が高くなる住宅を安く購入できる
・気に入ったエリアで、実際にある住宅を見て、購入するか検討できる
最近ではインターネットから多くの住宅を探すことができます。
不安点
・耐久性など購入に値する住宅であるか?
・予算内に希望のリフォームできるか?
・耐震性が不安?
Kさんも大阪からUターンで岡山に帰るにあたり、住宅取得を検討され、気に入る中古住宅をいくつも探されました。購入した住宅のリフォームを決意され、ホームページで私の事務所と出会いました。
この住宅のリフォームに合わせて断熱対策・耐震診断・耐震補強も計画され、このほど完成しました。
築35年の住宅ですが、キッチンやユニットバスなど水周りはリフォームされていた、本格和風の住宅です。
このリフォームでは補助制度「次世代住宅ポイント制度」を活用しました。
昭和55年に建設された、築40年になる住宅の耐震診断と補強計画しました。
診断では1階東西方向 評点0.49、南北方向 評点0.56と必要強度の約半分程度。2階東西方向 評点0.74、南北方向0.47 と 1・2階 すべての方向で耐震性が弱い「倒壊する可能性が高い」と判定されました。
すべての階と方向が評点1.0以上であれば、 一様耐震性能は安全であるとされます。
建物の構造が弱いとされる、昭和56年以前の住宅では、評点が1.0以上になることはありません。
現在の建物の耐震診断を行い、補強計画をたて、耐震補強工事しています。
外壁の一部を撤去して、外壁から耐震補強します。
耐震補強する前の強度=0.2です。 1.0が現在の建築基準法のレベルの強度なので、かなり耐震性は弱いことになります。目標 耐震補強の強度=1.43 で 震度6強の地震が繰り返し発生しても、安心できるレベルとします。
2018年版の「全国地震動予測地図」が26日、政府の地震調査委員会から発表されました。例年と同様、海溝型地震が想定される太平洋側で、今後30年間に震度6弱以上の強い地震に見舞われる確率が高くなっています。以下は岡山市南区エリアの予想地図です。
岡山市南区エリア で 今後30年以内に見舞われる地震の確率ーJ-SHISシステムで試算しました
震度5強以上の確率 72.9%
震度6弱以上の確率 44.4%
震度6強以上の確率 8.9%
瀬戸内沿岸は赤いエリアが多く、今後30年以内に震度6弱以上の地震の可能性が高いエリアです。
平成30年6月18日 新しい週の月曜日が始まったばかりの午前8時に、大阪で震度6弱の大きな地震が発生しました。関東で大きな地震が起きた翌日に、関西ではより大きな地震M6.1が続けて発生して、関東直下型地震、東海地震、南海地震が近々起きる予感がするのは、私だけでないと思います。
将来の地震発生の可能性 ー気象庁報道
地震の規模 : M8~M9クラス
地震発生確率: 30年以内に、70%~80%
平均発生間隔: 88.2年
南海トラフ全体を1つの領域として考え、この領域では大局的に100~200年で繰り返し地震が起きていると仮定して、地震発生の可能性を評価。
大阪で起きた地震ではブロック塀の危険を再認識されました。
この塀を見ると私たち建築をしているものからは、ちょっとした地震が来ると倒壊するのではと、不安を感じます。
「なぜ、壁画を書くとき、誰も倒壊する危険性を感じなかったのか?」
ブロック塀の代わりに生垣にするとか、軽いアルミフェンスにして擁壁のみに絵を描くとか、配慮が悔やまれます。
浴室・キッチン・トイレなど水廻りをリフォームする場合、耐震診断と耐震補強計画を受け、水廻りのリフォームと合わせて、耐震補強工事をすることをおすすめします。
水廻りをリフォームしたが、南海地震が起きた時お住まいの住宅の耐震性能に不安になり、耐震診断と耐震補強計画を受け、やはり住宅の耐震性が悪いので、耐震補強工事を決断される方多いです。
住宅のリフォームをするときーまず耐震診断と耐震補強計画を受けてください。
耐震化パンフレットと耐震診断している記事ーこちらをご覧下さい
かつて設計させてもらった施主さんのご実家の家が雨漏りするとのことで、雨漏りを解消するとともに、家の中は寒いので断熱改修や設備機器の取替などリフォームの設計を進め、リフォームの工事を進めています。
工事の様子ははこちらをご覧下さい
工事前ー住宅は増築をくり返し屋根形状は複雑になり、内部は暗く雨漏りを起こしていました。
中古住宅を購入された30代の方のご依頼で「耐震診断」と「耐震補強計画」を行い、耐震補強工事をしています。
最近は新築住宅でなく、状態の良い中古住宅を購入され、全面リフォーム工事と合わせて「耐震診断」「耐震補強計画」を行い、地震にも安心できる耐震性の高い住宅に改修される方も増えてきました。
耐震工事完成ー工事期間約2ヶ月
耐震工事前ー購入した中古住宅のリフォーム工事が終了し、引渡し後に耐震補強工事に入りました。
岡山県玉野市に、桧・松・杉の岡山の木をふんだんに使用し、壁には珪藻土を塗った自然素材を生かしたモダンな和風住宅が完成。
住宅の断熱性能を高め、省エネルギーの設備機器を設置しているので、将来 太陽光パネル5Kwを屋根に載せると
ZEHーゼロエネルギー住宅(年間を通じて光熱費のかからない住宅)になります。
また、30年以内に発生すると予想される南海地震に備え、構造は耐震性能の高い耐震等級3級としています。
21日午後2時07分ごろに起きた地震では、鳥取県倉吉市、北栄町、湯梨浜町で震度6弱、鳥取東部や岡山北部でも震度5強の揺れを観測した。
21日に震度6弱の地震がおきた鳥取県中部では、22日午前10時まで体に感じる震度1以上の地震は、139回観測するなど活発な地震活動が続いていて、気象庁は引き続き注意を呼びかけている。
気象庁によると22日午前10時までに体に感じる震度1以上の地震は139回観測するなど、活発な地震活動が続いている。21日に比べると1時間あたりの地震発生回数は減ってきているが、今後も増減を繰り返すとして注意が必要だという。
熊本県益城町中心部の木造建物で1981年以前の木造住宅の94.7%が損傷、耐震等3級の木造住宅はほぼ無被害-熊本地震原因分析委員会の報告
熊本地震における建築物被害の原因分析を行う委員会」は、9月中に国土交通省に提出を予定している第3回最終報告書案で、2016年熊本地震で大きな建物被害を被った益城町中心部ほぼ全棟の建物調査の結果を発表した。
前回6月に発表した第2回報告書と比べ、今回は調査対象となる2340棟全棟の建築年と被害状況を特定した。
これによると、1981年5月以前に建てられた木造建築770棟のうち、729棟が何らかの損傷を被り、その確率は94.7%。倒壊・崩壊も215棟と27.9%にのぼった。
1981年6月~2000年5月までに建てられた木造建築862棟のうち、689棟が何らかの損傷を被り、その確率は79.7%。倒壊・崩壊も75棟と8.7%にのぼった。
現行規定の2000年6月以降に建てられた木造建築323棟のうち、何らかの損傷を被ったのは125棟(38.7%)。倒壊・崩壊は7棟(2.2%)となった。
倒壊した7棟のうち3棟は規定通りの接合部仕様を満たしておらず、1棟は地盤変状であることがわかった。残り3棟は明確な被害要因が確認できなかったが、「震源や地盤の特性に起因して局所的に大きな地震動が作用した可能性が考えられる」とした。
さらに対象地域には住宅性能表示制度を利用している住宅が19棟あり、このうち16棟が耐震等級3を取得していた。等級3を取得した住宅16棟のうち、14棟が無被害、2棟が軽微か小破の被害にとどまった。
今回の熊本地震被害を受けて、報告書では木造建築の今後の対策として、「旧耐震基準(1981年5月以前)に建てられた木造建築物の耐震化促進」「現行の平成12年基準(2000年6月以降)に適合しない建物への被害抑制」「(耐震等級3を取得する比率が高い)住宅性能表示制度の活用」などを提言する予定。
新建ハウジング 記事 280912
木造住宅の耐震性能は、1981年より前の旧耐震基準と、81年の新耐震基準導入以降で大きく異なる。大地震では、旧耐震基準で建てられた住宅が持ちこたえるのは難しいと予想されているが、新耐震基準導入以降の住宅は震度6強の地震では持ちこたえると想定されている。
熊本県を中心とする今回の地震は、同じ場所で2回震度7が起きる前例のない災害となり、日本地震学会長の加藤照之・東京大教授は「1回の揺れで耐えられる設計でも、2度3度だと壊れる可能性がある。大きな地震の後しばらくは建物の倒壊に注意が必要だ」と指摘する。
中古住宅を購入される方のご依頼で「耐震診断」と耐震補強計画」を進めています。
最近は新築住宅でなく、状態の良い中古住宅を購入され、全面リフォーム工事と合わせて「耐震診断」「耐震補強計画」を行い、地震にも安心できる耐震性の高い住宅をご希望される方が増えてきました。
住宅団地の中にある、築35年になる在来木造住宅で外壁の塗替え・内装や間取りの変更・キッチン浴室トイレなど設備機器を新しい機器に取り替えなど、全面リフォーム済の住宅を購入されます。
購入時は「耐震診断」「耐震補強」は施工されていないので、大きな地震が来ても倒壊しないように、購入後「耐震補強」工事をします。
「耐震診断」「耐震補強計画」が出来上がれば施主さんに結果を報告します。
また、「耐震補強工事」を施工するため建設会社に資料を渡し、建物を見せて工事見積りしてもらいます。
「耐震診断」すると、現在の建物の構造評点は0.3 1階の南北方向に耐力壁が少ないので、評点が低くなっています。
その他 1階の東西方向、2階の南北・東西方向は0.5以上0.7程度です。
構造評点が「1.0」以上であれば、一度目の震度6強程度の地震では「一応倒壊しない」になりますが、0.7未満では「倒壊する可能性が高い」と判定されます。
「耐震補強」は、「一応倒壊しない」レベル構造評点が「1.0」以上になるよう、耐力壁を設けたり、柱・梁桁に接合金物を設けたり耐震補強します。この住宅では震度6強のくり返し地震に耐えるよう構造評点が「1.5」以上に補強し「倒壊しない」レベルにします。
目標施工費は200万円ぐらいです。
木造住宅の耐震診断と補強についてはこちらをご覧下さい
中古住宅を取得する場合「住宅ローン減税」ー所得税から最大400万円10年間控除されます。
築20年以内の中古住宅を取得する場合ー以外の建物を取得する建物要件(20年以上の中古住宅)
「耐震基準適合証明書」が必要になり、「耐震診断」「耐震補強計画」を作成して耐震工事をする必要があります。
現在の建築基準法の耐震強度は、震度6強程度の強い地震でも建物の中にいる人の命は守られる基準である。
度重なる強い地震に見舞われると倒壊の危険性がある。
対策
建築基準法より耐震強度を高くする
制振装置など地震の揺れを低減できる装置を設置する
防災科学技術研究所では「地震動予測地図」の公開し、「地震ハザードステーション J-SHIS」として、2005年5月より運用を開始しています。今回地震の起こった熊本は、30年以内に震度6弱以上に見舞われる確率 30%以上として赤いく塗られ 地震の可能性を予測されていました。
岡山県南部の広いエリアは、30年以内に震度6弱以上に見舞われる確率 30%以上 として赤く塗られています。
赤いエリアは熊本の比ではなく広く、かなり地震のリスクがあります。
熊本の地震で倒壊した住宅ーどこにでも見られる、こうした重い瓦屋根で土壁の住宅が倒壊しました。
大地震の脅威が潜んでいるので、古い建物(特に昭和56年以前の建物)では耐震診断を行い、耐震補強が望まれます。
政府の地震調査委員会は26年12月19日午後、今後30年以内に震度6弱以上の激しい揺れに見舞われる確率を示した今年の全国地震動予測地図を公表しました。
公表された日本地図の色が濃いところほど、震度6弱以上の揺れに見舞われる確率が高いことを表している。発生間隔が短い地震が起こりやすい北海道から東北、関東地方と、南海トラフ沿いの太平洋側で確率が高く、都道府県庁所在地では神奈川県横浜市が78%で最も高くなっている。また、首都直下地震の震源想定がこれまでよりも浅く、地表に近くなったため、関東地方で確率が上昇している。
地震調査委員会は「確率が低いからといって安全を意味している訳ではない。確率が高い地域はできるだけ早く防災・減災対策を進めるべきだ」としている。この地図は地震調査委員会のホームページで見ることができる。
1981年(昭和56年)以前に建てられた木造住宅は、予想されている東南海地震が来たら倒壊の危険性があるので、木造住宅耐震診断員の資格のある専門家による耐震診断を行い、倒壊の可能性があると評価された場合、耐震補強計画を行い、耐震リフォームが望まれます。
同じ家に住み続けることによって、その家に住んできた「思い出」を残しつつ、新しい生活を続けられるようになります。
今まで住んでいた経験を通して「住まい方」を振り返り、そこで生まれた不満や不都合をリフォームによって改善する事ができ、本当の意味での「自分の家」につくり替える事ができ、家に対してさらに愛着が沸いてきます。
住宅をリフォームすると、新築とはまた違った住まいの良さや暮らし方の価値観が生まれます。
子どもができたり、あるいは車イス生活を余儀なくなったりと、ライフスタイルが突然変わった場合、自分のこれからの暮らし方を変えることになり、改修、修復が必要になります。これからの暮らし方を考えるなかで、「家」がどうあるべきであるかを真剣に考えることになり、それが「家」に対する愛着につながっていきます。
リフォームとは、よりよい生活を目指して増築したり、改築・改装したりすること、と言えます。ライフスタイルを向上させる、ライフステージに合わせるために行われるリフォームには、単に家の老朽化などの理由とするリフォームだけでなく、これからの住まいの「夢」を持ちたいと思います。
■ 住宅のリフォームでは断熱性能を高くすることが大切です。
世界に前例のない速さで高齢化が進む日本は、2020年には国民の4人に1人が65歳以上となる超高齢社会を迎えます。国民のより一層豊かな暮らしと医療・介護費の抑制を目指す政府は、成長戦略にて「健康寿命」の延伸を掲げ、国土交通省を中心としたスマートウェルネス住宅の取り組みを加速させています。「かながわ健康・省エネ住宅推進協議会」の主催により2014年6月7日に開催された「健康・省エネシンポジウム in かながわ」で、慶應義塾大学教授でかながわ健康・省エネ住宅推進協議会副会長の伊香賀俊治先生の研究報告されました。(以下のデータは安心居住政策研究会2014.9.30より)
■ 住まいの断熱性能と木質内装が血圧・睡眠・身体活動量に与える影響に関する調査
■ 意外に気候の温暖な中国・四国で疾患が多い
住宅リフォームでは、床下や天井裏に断熱材を充填して住宅の断熱性能を上げましょう。
そして、住宅では室内の熱は窓から50%も逃げます。そこで寒い住宅ではサッシュの断熱性能を高めると、暖かい住宅になります。
住宅の全体の50%程度、具体的には床と天井に無垢の木を使用した住宅は、住まい手が良い睡眠が得られ、ストレスのない生活ができる。こんな住宅と健康に関する研究結果が発表されている。
慶応義塾大学理工学部システムデザイン工学部 伊香賀俊治教授の研究
住宅の内装に木を使うと
①内観の好ましさ・香りの好ましさが増加する
②ストレスを感じる頻度が減少する
内装の木質化率が約50%ぐらいが睡眠に最適であるーただし無垢の木の室内
木材使用量が多くなると身体的・精神的指数が向上する。
床・天井を無垢の木を使うと効果がある、壁まで木を貼ると見た目の好ましさが低下し効果がうすれる。
見た目の良さが高いとリラックス度が高くなり、効果が高くなる傾向にある。
最近は、お住まいの住宅の耐震性に不安になり、耐震診断の依頼が増えてきています。
また、比較的安全とされる昭和56年以後に建てられた住宅の耐震診断を行い、大きな地震に対して安全になるように補強計画をたて、補強工事の依頼も増えてきています。
リフォームをされる時は、耐震診断を行い適切に補強されることをおすすめします。
隣の広島県福山市から岡山県の私の建築設計事務所に、設計監理の依頼され住宅を耐震補強してリフォーム工事をしています。
施主様は、かねてから築30年の今お住まいの住宅を新築建て替えか?一部増築してリフォームするか?検討されていました。
長年悩まれた結果、これからも住み続けられるよう、住み慣れた住宅を全面的にリフォームする決意されました。
ご希望は
1.老後に向け暮らしやすくしたい
2.住宅が冬寒くて結露があるので、断熱を高めたい
3.住宅の耐震性に不安がある
4.トイレ、浴室、キッチンなど水廻りの設備を新しくしたい
リフォームの設計に先立ち、住宅の耐震診断を行い、耐震補強計画をたてます。
事務所の1階は
『住まいの展示室』 月曜から土曜日 AM10:00 - PM5:00
お越しになる前に連絡ください,建築家が対応いたします。
TEL 086-265-9333 日曜日・祭日も歓迎します!
当事務所の最近完成した住宅パネルや住まいの情報展示しています。
全国でも評価の高い「おかやまの木」も展示しています。
建築家と創る家も同時展示
ARCHITECT DESING HOUSE SIMPLE×ECO
『 白をまとい光と風を感じる家 』『 家族の気配を感じる家 』
建築家がおすすめできるプラン・デザイン・考え方を、求め安いコストで実現する住宅の企画
モダンな白の家 - MODERN HOUSE 5タイプ
モダンな新和風の家 - JAPANESE MODERN HOUSE 5タイプ
シンプルモダンな白の外観に自分カラーを演出できます
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